こども部屋おばさんの記録

アラサーオタクに救いはあるのか

【一生】ヒプノシスマイクとの半年を振り返る①【トリオ漫才してくれや】

 

 

21年12月。唐突に新しい界隈に足を踏み入れてしまった。

 

ときたまYouTubeで声優コンテンツのプロモ映像をサーフィンしているのでヒプマイの存在自体は企画スタート時から存じていた。なんなら第1弾PVも公開直後に見たが、当時は駒田さんの発声気持ちいい〜↑のみの感想だった。

昨年の12月に偶然サジェストに表れたのがこちらの動画↓

youtu.be

黒田崇矢さん?無双シリーズ服部半蔵役の?ラップ?どうなるの聞きたい!!!!

と軽率に動画を再生するとキャッチーなサウンドと巧みな1バースにぶちのめされる。なんだなんだこの曲は!?!?!?

 

youtu.be

ハワ……3回くらい聴くと情報の洪水に語彙が奪われる……大阪の街のビデオもかっこいい……。

 

YouTubeをリピートするうちに白膠木簓というキャラクターのラップが頭から離れなくなり勢いでスマホアプリもインストールする。今までワンコーラスを遊べるリズムゲームは経験があれどヒプマイは1曲を分割して最初から最後まで聴ける。太っ腹か?あえて細切れにして提供することで繋ぎなしのフル尺聴きたい欲を煽る。商売上手。まんまとTSUTAYAで配送レンタルを頼む。この時は音楽サブスクを利用する発想がなかったので思い至らなかったけど、もしかしなくても円盤レンタルよりもサブスクリピートの方が版元にはたくさんお金が入るのだろうか。

ちなみに21年末という時期は白膠木簓に陥落するにはこの上なく適していた時期に思えて、

10月と12月にコミック特典曲に参加しているので買う、さらに12月と翌年1月には3DCGライブが上映されるので配信チケットも買う。ハマりたての鉄がいちばん熱いうちに多くの供給で打たれオタクはすくすくと鍛えられていった。

簓の手脚が細長い3Dモデルでちょこちょこと細かく激しく動く様子はタカアシガニを思い出す。蟹種(蟹種?)は違えど大阪の有名な看板を彷彿とさせるのは地元代表としてプロがすぎる(この時期にラップを扱う音楽ジャンルはヒップホップ、ヒップホップは地元愛が強いという学びを得る)。なおチケット購入時にアベマの有料会員にもなったので(初月無料適用対象)過去のアベマ配信映像も視聴できるものは視聴した。

オオサカディビジョン、どついたれ本舗。キャラクターから楽曲からお話からキャストさんから全部オモロじゃん。好き。

 

一通りの既存コンテンツに触れた後にたどり着いたのはこちら↓

youtu.be

コスプレミュージカルにはあまり魅力を感じてこなかった人生だが幾度となくサジェストされる動画に新たな供給を求めるオタクの欲が勝ち再生する。

ま〜〜〜た白膠木簓役のキャストさんはすごいんだな。

「はい、どーも」の謎の求心力は何なのか。岩崎さんと荒牧さんにかかれば一言で誰もを虜にする魔法の挨拶になるのか。さらさらと続くその後の詞も気持ちいい。こっちの簓のラップも頭から離れない。

今まで2.5次元舞台を食わず嫌いしていたのは、声が違えば別のキャラクターではないかと疑っていたため。架空の人物とこちらの次元との繋がりはボイスキャストさんの声帯だと思っているので、声が変われば我々と共有する要素がないと冷めていた。なのに↑の映像だと、確かに違う声帯から声が出ているのにイラストのキャラクターと同じ人格を認識する。だんだんとビジュアルも本物っぽく思えてくる。コスプレに本物も偽物もあるかい。でもキャラクターが物理的な厚みを持ったらきっとこうなるんだろうなという夢を見始める。

1,000円で1週間オンラインレンタルしました。良かった。

ラップとかビジュアルとかもちろん楽しめたけどそれ以上に脚本が好きだった。イメージするどついたれ本舗の日々。何かしらトラブルに巻き込まれて3人でわちゃわちゃと解決していると面白いなという願望がとんでもない規模でしかもほぼ公式側から具現化されていた。こわい。これほどオタクとして贅沢な供給があるだろうか。信じられないけど現実なんだよなあ。

当然1週間のレンタルで気が済むわけがなく円盤を購入する。自室で鑑賞する用のBlu-rayだけでなく運転中のBGMにできるようDVDも合わせて注文しているので隙はない。すっかりのめり込んでいるとヒプマイ舞台の新作告知が2件も出る。9〜10月の新章第1幕にどついたれ本舗が出演するからきっと2.5次元デビューになるんだろうな。

 

なおこの間radikoの有料会員になり(主にいわさきりょうたさんの仕事を追うため)ヒプマイファンクラブに入会している。新譜が出れば購入し、気に入ったグッズを入手すれば飾り、アプリに推しのSSRが実装されれば課金し、立派なヒプマイの白膠木簓最推しいわさきりょうたさんファンの出来上がりとなったのだった。

 

①おわり、②楽曲感想編と③舞台版感想編に続く